猛暑 ヒートアイランド 節電

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ヒートアイランド現象対策!

ヒートアイランド現象により都市部の気温は上昇している

地図上に等温線を描き、温度別に色分けすると、都市部の温度が周囲よりも高いために海に浮かぶ島のように見えることから「ヒートアイランド現象」と呼ばれるようになりました。観測された事実として、都市部は周囲よりも気温が高いのです。

ヒートアイランド現象が起こる理由は、主として以下のようなものです。

1.アスファルト、コンクリートなどによって地表面が覆われた部分が多いこと

2.クーラーからの排気熱が大量に放出されること

アスファルトやコンクリートは、熱しやすく、日光を吸収して暖まります。夜間になると今度は熱を放出し、周囲を暖めます。都市部は地表面がアスファルトやコンクリートで覆われており、さらにビルや橋などの建造物もコンクリート製のものが多く、周囲を暖める効果が非常に大きくなります。

都市部の建物は密閉性が高く、風が抜けないため、多くのエアコン(クーラー)を使用します。エアコンは熱を外部に放出しますので、それによりさらに気温が高められます。

ヒートアイランド現象は、東京都心だけではなく、数千から数万人程度の都市でも観測されています。周囲が舗装されている住宅街などでも起こります。

都心はもちろんのこと、住宅街でもヒートアイランド現象緩和に取り組みましょう。


ヒートアイランド現象対策!

ヒートアイランド現象緩和に効果がある対策を紹介します。

1.打ち水(水撒き)

日本では古くから行われている方法ですが、アスファルト、コンクリート、(土の 地面に水を撒くと、気化熱でその部分が冷やされます。少しの水では効果はわずかですが、多くの場所で行えば案外効果がありそうです。

これまでも東京都心で打ち水を呼びかけるイベントが行われ、1℃程度気温が下がったと言われています。これを多くの場所で広げていけば大きな効果となるでしょう。

関東では今年は水不足が懸念されています。打ち水に使う水はお風呂の残り湯などを使うようにしましょう。

最近は都内でも壁面を水で濡らすような方法も行われています。噴水のような見て楽しむ効果に建物の冷却効果を組み合わせた方法と言えるでしょう。


2.緑化

ある意味最も望ましい方法が「緑化」です。屋上緑化も多くのビルで行われています。地表面をアスファルトやコンクリートで覆ってしまうことがヒートアイランド現象の原因であるならば、植物を植えてその面積を増やすことは着実に効果があります。植物には蒸散効果があり、周囲を冷やす効果も期待できます。

つたなどで壁面を覆うことも古くから行われています。

住宅街などでは、コンクリートの地面の上にプランターを置いて植物を植えてもよいでしょう。プランターの土はある程度保水作用もありますし、それだけコンクリートが日光から遮られますので効果があります。


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